お腹の張りがちょっとマシになるセルフケア②
お腹の張りをちょっとマシにするセルフケア2
お腹の張りをやわらげるセルフケアです。
便秘や胃の張り・痛みに。
肋骨弓のマッサージ
肋骨のふちをやわらげます。
やり方
最初にみぞおちから肋骨のふちをなでていき、ふちの場所を確認します。
確認出来たら指先を立てるようにして肋骨のふちを触れます。
このとき肋骨の厚みがわかるくらい指が入れば、いまの姿勢でおこなえます。
腹筋が緊張していて指が入らない場合は、仰向けに寝て膝をたてると指が入りやすくなります。
みぞおちから外へ、ふちに触れていくと、大きくカーブしている場所があります。
ここが肋骨弓です。
親指以外の指をそろえて肋骨弓をおさえます。
その場所でにぶい痛みや重さを感じるポイントをみつけます。
ポイントは左右で異なると思います。
そこをおさえたまま、わずかに手をゆらしてマッサージします。
徐々にゆるんで指が肋骨のうら側まで入るようになります。
一度では入らなくても何日かつづけると、だんだん入るようになります。
ゆるんでくると痛みや重さが減っていきます。
息が吸いやすくなると成功です。
注意点
内臓のすぐ近くなので、やさしく慎重におこないます。
ちからで押すのではなく、指をふちに引っかけます。
ゆるんでくると、てこの原理で肋骨がわずかに持ち上がるようになります。
理論
肋骨弓のあたりが緊張していると、胃と大腸(横行結腸)が圧迫されます。
みぞおちあたりで体をくの字に曲げてみてください。
胃が圧迫されるのがわかると思います。
この状態がつづくことで胃腸が動きづらくなります。
それだけではなく、肺も圧迫されてしまい、息が深く吸えなくなります。
息が吸えないと不安になり、ストレスの原因になります。
応用
こんな不調にも肋骨弓のマッサージは有効です。
・息が吸いづらい
・不安感
・猫背 など
増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
栃木県鹿沼市出身
趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。
活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。
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