お腹の張りがちょっとマシになるセルフケア④
お腹の張りをちょっとマシにするセルフケア4
ストレスが原因の、胃の張り・痛みをやわらげるセルフケアです。
胸骨上げ
ストレス性の胃の緊張をやわらげます。
やり方
楽な姿勢でおこないます。
人差し指と中指をそろえて、指先でみぞおちに触れます。
みぞおちから体の中心線(正中線)にそって、指を上(頭方向)にすべらせます。
指先がみぞおちから骨にのぼると、すぐに骨のくぼみが見つかります。
このくぼみに中指の指先をはめます。
人差し指は中指にそえます。
二本の指先で骨(胸骨)にかるく触れていることを感じます。
この時点で胃が動いてグルグル音がするかもしれません。
指先は胸骨にふれたまま、手首を下(足方向)に少しだけたおします。
こうすると指先が胸骨を軽くえぐるかたちになり、上向きのテンションがかかります。
胸の奥に圧迫感が伝わっていきます。
このまま待っていると、胃の張りや痛みがゆるんでいきます。
注意点
ここは心臓に関わるツボです。
デリケートな場所ですので、強く押さないでください。
理論
二本の指先がふれた場所には中庭(ちゅうてい)と膻中(だんちゅう)というツボがあります。
とくに膻中は心臓と関係があり、安心作用があるツボです。
このためストレス性の胃の不調には有効です。
指を使わずに「中脘」のように絆創膏を使っても効果があります。
しかしここはかぶれやすい場所なので、おすすめしません。
応用
こんな不調にも胸骨上げは有効です。
・ストレス全般
・首の回旋(左右に向きづらい) など
この記事を書いた人
増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
栃木県鹿沼市出身
趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。
活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。
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