頭痛がちょっとマシになるセルフケア①
頭痛をちょっとマシにするセルフケア1
こめかみ辺りが痛む、側頭部の頭痛のセルフケアです。
胸鎖乳突筋のつかみ
首の横の筋肉をゆるめます。
やり方
ゆるめたい側とは反対側の手を使います。
胸鎖乳突筋は耳の後ろの出っ張りと鎖骨をつなぐ筋肉です。
長い筋肉ですが、狙うポイントは上のほうです。
のどぼとけのラインよりも上の部分を親指・人差し指・中指の3本でつまみます。
ポイントは親指です。
親指でいい感じのポイントをつまめると、ほっぺたやこめかみに微かに引っぱられるような感じがします。
指をホールドしたまま、頭を小さく横に倒したり左右に動かしたりします(角度は30度くらい)
注意点
胸鎖乳突筋の真ん中あたりには頸動脈があります。
ここをつまむと軽い虚血状態になります。
必ず筋肉の上のほうをつまんでください。
また神経を傷つけないようにやさしく行ってください。
筋肉を挟みこんでピタッと指が止まる深さがベストです。
ここが筋膜をとらえる位置です。
強く押さえても指が疲れるだけで意味がありません。
理論
首の横側は、側頭部と顔面に影響します。
このため首の横が緊張すると顔がこわばったり、側頭筋も引っ張られます。
それ以外にも顎や耳にも影響します。
ケアした側としてない側の口の開きやすさを比べるとわかりやすいです。
応用範囲の広いセルフケアです。
応用
こんな不調にも僧帽筋のつかみは有効です。
・寝違え
・顎関節の不調
・耳の不調
・顔のこわばり など
この記事を書いた人
増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
栃木県鹿沼市出身
趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。
活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。
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