【腹痛の鎮め方】
こんにちは、ますぶち治療院です。
今回は行楽シーズン、出先での急な腹痛の鎮め方です。
このところ気温の乱高下がすごいですね。
本日は昨日より10℃も暖かくなる予報です。
その影響もあってか私も風邪が長引いて、まだ咳が少し残っています。
先日、気温が下がった日は急にお腹が痛くなってしまいました。
風邪と疲労と食事時間が不規則になったことが重なったせいだと思います。
こんな時、治療家はどうするのか?
自分の体で実験するチャンスだ!と考えます。
ある意味病気です。(主に頭の)
まず風邪の治療です。
風邪のツボは主に腕や背中にあるため、セルフ治療には限界があります。
よってこれはできる範囲で諦めます。
次にメインの腹痛です。
胃の辺りの痛みに対する整動鍼法のツボは、これまた腕にあります。
セルフ治療でチャレンジするも片手では微妙にずれて上手く刺せません。
そこで活法(整体)の「透し」というテクニックを使って実験です。
「透し」は患部が前にあれば後ろから、後ろにあれば前からアプローチします。
例えば腰痛でしたらお腹からアプローチする訳です。
今回はお腹(前)なので背中(後ろ)からです。
胃の後ろ辺りの背中を探ってみると、押して目茶苦茶痛いところを発見しました。
場所は背骨(胸椎)10番目と11番目の間、「中枢」というツボにあたります。
治療法は、
① 椅子の背もたれと背中の間に軽く握った拳を挟みます。
② そして甲の山の部分(ナックル)がツボに当たるようにして、背もたれに体重をかけていきます。
③ しばらくそのままでいるとお腹の痛みが徐々に薄れていきます。(1~10分ほどでOK)
この方法は「透し」ができなくても有効です。(できた方が効果は高い)
場所はいつも「中枢」とは限りません。
背中を押した痛みがお腹の方までじわっと抜けてくる場所でOKです。
また痛いほど効く訳ではありません。適度に行ってください。
ちなみに私は昼食時に腹痛を感じたので3時頃にこれを行ったところ、
夕食時には9割ほど腹痛がとれていました。
そして翌朝は普通に朝食がとれました。
緊急の際はお試しください^^
ただし繰り返す腹痛は潰瘍等が疑われます。
その場合はいちど検査を受けられることをお薦めします。
増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
栃木県鹿沼市出身
趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。
活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。
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