【鍼×活法(整体)と坐骨神経痛】
こんにちは、ますぶち治療院です。
当院で頻繁に診る症状の一つに坐骨神経痛があります。
一時は坐骨神経痛専門治療院みたいになったこともありました。
参照【坐骨神経痛(足の痛み)の症例】
あまり症例集を増やしても読みづらいかと思い、今回はブログにしてみました。
40代の女性。ヘルニアと診断されて両足が坐骨神経痛です。
あお向けに寝られず、寝返りも一苦労でしたが整動鍼法と活法(整体)を駆使して
5回の施術で通常の生活が送れるようになりました。
(回復には個人の体力が影響します。必ず5回で治まるとは限りません)
施術は坐骨神経痛の最大の原因である梨状筋(お尻の筋肉)の緊張緩和を目標に行いました。
初診でほとんど治まり、左足はほとんど大丈夫に。
右足は2日後にまた痛み出しました。
こちらの方が重症のようです。
初診では整動鍼法の梨状筋に作用する腰のツボのみを用いました。
2診目はそこに背中のツボもプラスするとより楽になりました。
3診目は足裏の症状にふくらはぎのツボをプラス。
参照【鍼と足裏の違和感】
前回までで緩んだ腰のツボは外します。
4診目は少しだけ太ももに感じる程度にまで減少。
鍼の本数も初診の半分以下です。
5診目は2週間後。
その間「少し突っ張り感がある時もある」程度でした。
今回で治療クールを終了して様子をみてもらうことにしました。
最後に良い状態が長持ちするように活法の「坐骨上げ」「アキレス腱反射」で終了です。
病院で(坐骨)神経痛と診断されると、腰のヘルニアが原因だと言われることが多いようです。
ある程度の年齢になると誰でも多少はヘルニア様の画像結果が出ます。
それでも神経痛が発症する方としない方がいます。
ということはヘルニア(の様な画像)は神経痛の真の原因ではなく、
要因の一つに過ぎないのではないでしょうか。
疲労から筋肉の連動が崩れて動きづらくなる。
それでも動こうとするから痛い。
だから動きやすくなるように施術で手助けする。
それで再び動けるようになっていくのですから、真の原因は筋肉の連動の崩れだと思います。
増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
栃木県鹿沼市出身
趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。
活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。
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