腕の上げづらさがちょっとマシになるセルフケア①
腕の上げづらさをちょっとマシにするセルフケア1
腕が上げづらい、高いところに手が届きにくいときのセルフケアです。
胸鎖関節ゆるめ
鎖骨のつけ根をゆるめます。
やり方
ゆるめたい側とは反対側の手を使います。
鎖骨を肩のほうからのどに向かってたどってくると、ポコンとした出っ張りで終わります。
この出っ張りの下が胸鎖関節(きょうさかんせつ)です。
軽く押さえるだけでも痛みを感じやすいところです。
押さえ方によっては喉の奥やおでこのほうまで圧迫感が伝わります。
ここを親指一本または人差し指と中指の二本で押さえます。
指をホールドしたまま、ゆるめたい側の腕を円を描くように回します。
腕は背泳をするときの方向に回すといい感じです。
注意点
ここも神経を傷つけないようにやさしく行ってください。
軽く押さえても痛い場所です。
ちからをかけすぎないように注意してください。
理論
肩の付け根をゆるめます。
肩甲骨と肩関節を胸鎖関節が体幹につなぎとめています。
胸鎖関節を軸として腕肩が動きます。
試しに鎖骨に触れながら腕をあげてみてください。
鎖骨の延長線上で腕があがるのがわかります。
そのため胸鎖関節が動きづらくなると腕もあげづらくなります。
応用
こんな不調にも胸鎖関節ゆるめは有効です。
・肩こり
・前頭部(おでこ)の頭重
・喉のつまり感 など
この記事を書いた人
増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
栃木県鹿沼市出身
趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。
活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。
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