お腹の張りがちょっとマシになるセルフケア①
お腹の張りをちょっとマシにするセルフケア1
おへその下、下腹の張りをやわらげるセルフケアです。
下痢や便秘、ストレスによる下腹の張りに。
胃の持ち上げ
下腹の圧を弱めます。
やり方
座っていても、立っていても、あお向けで寝ていてもできます。
服の上からおこなえます。
おへその上の上腹部に片手をのせます。
手からちからを抜くと浅いおわん型になります。
その手で胃をやさしく包むように触れてください。
この手に、もう片方の手もおわん型にして重ねます。
重ねたら5ミリほど上(頭の方向)にずらします。
こうすると重ねた上の手が下の手をわずかに引っぱり、下の手が上腹部をわずかに引っぱります。
下腹の張りが少しゆるむのがわかります。
胃腸が動きだしてグルグル鳴ることもよくあります。
下腹が楽になるまで待ち、いちど深呼吸をして手をはなします。
注意点
胃をやさしく丸く包み、絶対にちからは入れません。
胃を圧迫しないでわずかに持ちあげてください。
理論
胃腸は腹膜によって移動しないようになっています。
しかし重力があるため、上から下に圧力がかかります。
上腹部が下腹部を圧迫するけれど、移動して逃げることができないわけです。
圧力はわずかで、普段は感じませんが、下腹が張ると影響がわかります。
上腹部(胃)をわずかに持ちあげて圧迫をへらすことで、下腹部の張り感がやわらぎます。
応用
こんな不調にも胃の持ち上げは有効です。
・胃の痛み など
この記事を書いた人
増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
栃木県鹿沼市出身
趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。
活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。
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