お腹の張りがちょっとマシになるセルフケア⑤
お腹の張りをちょっとマシにするセルフケア5
背中から胃の張り・痛みをやわらげるセルフケアです。
胃の透し
背中から胃の緊張をやわらげます。
やり方
あお向けの姿勢でおこないます。
座っておこなう場合は背もたれのある椅子に腰かけます。
片手もしくは両手でかるく握りこぶしを作ります。
手を背中にまわし、こぶしのナックルの部分(指の第三関節の骨がボコボコしているところ)を背中にあてます。
胃の真後ろあたりから、もう少し上までが対象の範囲です。
あお向けでおこなうと自重で自然に指圧されます。
座っておこなう場合は背もたれに体をもたれます。
対象範囲の中で、押したときに背中から胃に圧迫感が伝わるところを見つけます。
見つけたらそのまま胃の張り・痛みが弱まるのを待ちます。
注意点
背中のこりをほぐすことが目的ではありません。
胃が楽になるポイントが見つかったら強く押さずに、そのままの圧で変化を待ちます。
また繰り返す胃痛は潰瘍や腫瘍の可能性もあります。
一度検査を受けてみてください。
理論
胃につながる交感神経をおさえることで抑制します。
胃の後ろから少し上の範囲が胃とつながっています。
神経は圧迫されると働きが抑制されます。
交感神経の興奮をおさえることで痛みをやわらげます。
応用
こんな不調にも胃の透しは有効です。
・お腹の張り全般 など
この記事を書いた人
増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
栃木県鹿沼市出身
趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。
活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。
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