尾骨の痛み
過去に施術した尾骨の痛みの症例を一部ご紹介します。
尾骨の痛みには活法整体・整動鍼法の二通りの治療方法があります。
どちらも尾骨には直接触れずに治療します。触れるのは痛みのチェック時だけです。
尾骨の痛みの症例1
患者
女性(30代)
来院
2016年3月
症状
1ヶ月ほど入院していた。その間ほとんど座り姿勢だったため、入院中からお尻の尾骨(尾てい骨)が痛かった。
椅子に座った姿勢で体重がお尻にかかる時に痛みを感じる。
あお向けに寝た姿勢では痛くない。
治療内容と経過
[初診] あお向けに寝た姿勢で痛みがないので腰や骨盤は関係なく、尾骨とその近くの筋肉が原因と推測。
うつ伏せの姿勢で尾骨の左右を押して痛む場所を絞り込むと、右側を押したときに痛みを訴える。
座位では左右どちらが痛むのか不明だが、これで右だと判明。
尾骨に繋がる筋肉が右だけ緊張している。
まずは整動鍼法で右足へ1か所鍼をすると、押した痛みが10→2まで大きく減る。
次に活法整体を一手施すと押した痛みがなくなる。
座った姿勢で確認してもらうと、体重がかかっても痛くない。終了。
同時に治療した症状
なし
使用した主なツボ・活法
・陰谷R
・尾骨出し
考察
尾骨周辺の筋緊張が痛みを起こしていたケースで、デスクワークの方や妊婦さんによく見られます。
治療は足に行うので尾骨に触れるのはチェックのときだけです。
直接お尻に治療はしません。
うつ伏せになれない妊婦さんには足への鍼だけで治療するため安全です。
※結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。