肩こり
過去に施術した肩こりの症例を一部ご紹介します。
肩こりの治療
肩こりでお悩みの方がご来院されない日は無いほど、肩こりは頻繁に施術する症状です。
「風邪は万病のもと」と言いますが、肩こりも頭痛・めまい・五十肩・手の痺れ・倦怠感…等の原因となります。
肩こりそのものだけでなく、様々な症状の予防としても肩こりの治療は重要なのです。
肩こりの症例8
「寒いと悪化する慢性の肩こり」
患者
女性(30代)
来院
2017年1月
症状
両肩が慢性的にこっている。冬場の寒さで悪化し、特に左肩がつらい。
こりが酷いときは頭も痛くなり、手が痺れたこともある。お風呂で温まると少し楽になる。
他に長時間座っていると左腰が張ってくる。
治療内容と経過
腰の張り感との連動を考えて肩と背中と腰を触れていく。すると表面のパンと張ったこりの中にすじ状の強いこりが見つかる。
腰の張りから影響された肩こりと考えた。
治療目標は腰筋の緩和。
[初診] まず活法整体で全体を緩めてから鍼をしていく。
肩を緩める効果のある左右の腰のツボに2箇所ずつ、両手に1箇所ずつ鍼をする。楽になった感じがする。
[2診目] 前回治療してから体が軽い。左肩こりに腰と足に1箇所ずつ鍼をする。
[3診目] 両肩先と腰に3箇所ずつ鍼をする。こりが取れて肩が軽くなった。
3回目の治療で肩こり感が消えた。今後はこり具合をみながら治療していく。
同時に治療した症状
腰の張り
使用した主なツボ・活法整体
・衆労LR 腰眼LR 威霊LR 三陰交L 巨骨LR など
・肩のこり抜き 肩回し
考察
座っていると腰が張ることから腰に原因のある肩こりと推察しました。
実際に腰に触れると強いこりがあり、このこりを緩めると肩も緩んでいきました。
その結果、肩のこりにはまったく鍼をせずに肩こりが取れました。
肩こりの症例7
患者
男性(50代)
来院
2017年4月
症状
ひどい肩のコリ感。肩の上をグワっと掴まれているような感じがする。
年度末の決算でとっても忙しかった。
首の付け根から肩の上が特にひどい。頭と首の境も硬くこっている。
治療内容と経過
[初診] これまで肩がこると来院されていた方。
触れると今回はいつにも増して強いこりがある。
コリの硬さは右>左であったため右側メインで施術する。
腕に4箇所、足に2箇所鍼をしてこりを柔らかくする。こり感が消えて終了。
同時に治療した症状
目の疲れ
使用した主なツボ・活法整体
・腰腿点1LR 合谷R 承山LR
考察
デスクワークのため繁忙期になると肩こりがひどくなります。
広い範囲にこりを感じても、特に硬いポイントが緩めば全体的に楽になります。
肩こりの症例6
患者
男性(30代)
来院
2016年10月
症状
左肩が常にグッと掴まれたように痛む。
頭痛や腕の痺れなどの他の症状はない。
治療内容と経過
[初診] 痛むと指摘する場所は肩甲骨と首の間で、肩こりの好発部位だった。
触れると太いスジ状のコリがゴリゴリと感じられる。ここを押されるととても痛がる。
強い肩こりを痛みと認識しているよう。
この場所に作用する足と腰のツボ2箇所に鍼すると消失した。終了。
[2診目] 42日後、再び来院。事務仕事でクタクタになって再発した。
場所は前回と同じ。手足に2箇所、腰に1箇所鍼をして消失。
肩甲骨周りが硬いので、活法整体で動きやすくする。終了。
同時に治療した症状
なし
使用した主なツボ・活法整体
・合谷L 腰海L 曲池L 三陰交L
・肩のこり抜き 肩まわし
考察
強いこりは時に痛みと感じます。
このケースでは動作や姿勢で症状が変化せず、内臓性の疑いもないことなどから肩こりと判断しました。
場所がピンポイントだったこともあり、スピード解決となりました。
肩こりの症例5
患者
男性(30代)
来院
2015年11月
症状
肩のこりは特に左が強く、ギューっと掴まれている感じ。
パソコン仕事が終わるとこりが強くなっている。
治療内容と経過
[初診] 活法整体プラス鍼で施術。
活法整体で骨盤と肩甲骨を緩め、さらに背中2箇所に鍼。楽になった。
[2診目](7日後) とても楽。前回同様に施術する。終了。
使用した主なツボ・活法
・T1(2)L T2下
・骨盤の捻転調整 肩のこり抜き 肩まわし 坐骨切り
考察
長く同じ姿勢で座っているとこってしまうので骨盤から調整しました。
仕事でこり過ぎないうちにメンテナンスを推奨するケースです。
肩こりの症例 4
患者
女性(70代)
来院
2015年9月
症状
左の首肩から腕にかけてのこり感と痛み。
じっとしていると重く感じる。顔を左に向けづらい。
治療内容と経過
[初診] 活法整体を選択。主に左の肩甲骨周辺の筋肉をゆるめる。
胸と背中と腕の筋肉を柔らかくして、首と肩甲骨が動けるようにする。
充分軽くなったことを実感してもらい終了。
使用した主な活法
肩のこり抜き 神経ストレッチ カスミ 扇
考察
肩の前・後ろ・上の筋肉が固まって首肩が動けなくなっていました。
動けるように調整することでこりや痛みが解消していきます。
肩こりの症例 3
患者
女性(60代)
来院
2015年8月
症状
草むしりを一度で終わらせようと頑張った。
その日の夜中に眩暈を起こして救急搬送された。
それから首肩こりがひどく、夜中に何度も目が覚める。
目が霞みやすくなった。
治療と経過
[初診] 活法整体を選択。首肩周辺の筋肉をゆるめる。
首肩がすっきりした。
[2診目](4日後) 前回の施術後から首肩が楽になり眠れるようになった。
少し残ったこりを活法整体と鍼を1箇所だけ使ってゆるめる。終了。
使用した主なツボ・活法
・T2下
・肩のこり抜き 肩まわし 坐骨切り 肩甲骨の平泳ぎ 後頭骨のすり上げ
考察
草むしりで疲れた体をクーラーで冷やしたことで首肩の筋肉が異常に緊張しました。
それが眩暈まで引き起こしてしまいました。
この緊張が精神的な緊張も引き起こして眠れなくなっていました。
どちらも筋緊張を緩めることで解決することが多いです。
肩こりの症例 2
患者
女性(30代)
来院
2015年4月
症状
1年前に事故でムチ打ちになり、それから慢性の肩こり。冷えると頭痛もでる。
腰や背中が突っ張り、骨盤も歪んでいる。
治療と経過
[初診] 活法整体で肩周辺の筋肉をゆるめる。それから首に1ヶ所鍼をして背中をゆるめた。
まだ首の硬さが残っているが、本人は楽になったので今回で終了。
使用した主なツボ・活法
・陶道
・肩のこり抜き 肩まわし 肩の無重力 後頭骨のすり上げ
考察
事故の衝撃で瞬間的に筋肉を傷めたケースです。
筋肉が反射的に縮んだせいで慢性の肩こりになっていました。
肩こりの症例 1
患者
女性(20代)
来院
2015年3月
症状
肩こり感で常に重い感じ。たまに背中から腕までこり感と痛みがでる。
夕方になると強くなり、お風呂で温まると少し楽になる。
ひどいと頭痛もする。肩こり・頭痛のどちらも右側がより辛い。
治療と経過
[初診] 活法整体で肩周辺の筋肉をゆるめる。腕が楽に回せるようになり、上半身全体が軽くなった。
[2診目](6ヶ月後) また辛くなってきたと久々の来院。前回同様、肩周辺をゆるめる。
使用した主な活法
肩のこり抜き 肩まわし 坐骨切り 肩甲骨の平泳ぎ
考察
この方のような姿勢が原因の肩こりは、こりの強さにもよりますが早く軽減します。
一度ほぐれたらあまり辛くならないうちにメンテナンスすると毎日を楽に過ごせます。