【アロマの話】(後編)
前回は香りの歴史だけで終わってしまいました。
本題と関係ないように見えますが、どこでなぜ生まれたのかを知ることは物事の本質を知ることですから重要なのです。きっと。
当院ではオレンジベースのアロマオイルを電球の熱で拡散させるアロマランプを使っています。
火を使わない分アロマキャンドルよりもお手軽で安全です。
壁紙が煤けないのも利点ですね。
当院ではもうひとつ、アロマを使うことがあります。
それがこのホワイトセージです!
以前ひとから頂いたものを試しに焚いてみたところ、なぜか気に入ってしまいました。
お灸のもぐさより断然いいなあ〜
(鍼灸師にあるまじき発言?)
さっそく通販で大量購入しました(笑)
購入の際にホワイトセージについて調べてみると、いくつか面白いことがわかりました。
ホワイトセージはネイティブアメリカン(アメリカインディアン)が儀式の場で祈祷・浄化に、そして治療にも用いているものでした。
パワーストーンやスピリチュアルに造詣の深い方にはお馴染みの物のようです。
私に分けてくださった方も浄化に使われているようでした。
ホワイトセージはサルビア科のハーブです。
葉っぱを摘んで天日干しします。
これに火を点け、その煙で空間や品物を浄化します。
私はスピリチュアルには詳しくないのですが、好きな香りが部屋に満ちるとすっきりします。
そんな訳で気分転換したい時は院内でホワイトセージを焚きます。
たまにしか焚きませんから、その時ご来院された方はラッキー(?)かも知れません。
ホワイトセージには正式な焚き方があるようです。
砕いた水晶を敷いたアワビの貝殻にホワイトセージを乗せて火を点け、煙を鳥の羽であおぎます。
水晶で大地を、貝殻で水を、煙で火を、羽で風を表すそうです。
地水火風は世界の構成元素と考えられていて、この4つを組み合わせることに意味があるようです。
ちなみに4はネイティブアメリカンにとって意味のある数字です。(四季、四方など)
うちはなんちゃってアロマですから、そんなの関係ねえ(死語)
100均の皿に熱帯魚の砂、そしてチャッカマンです。
そんなに見た目も悪くない?でしょう!
アロマは思ったより敷居が低いです。
気分転換にちょっと取り入れてみてはいかがでしょう?
増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
栃木県鹿沼市出身
趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。
活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。
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