【13日の金曜日の話】
" 時事 "
11月13日は金曜日。
ということで治療と一切関係ない「13日の金曜日」のお話です。
世の中には色んな迷信・ジンクスがあります。
13日の金曜日は最も有名な迷信です。
迷信の特徴として、その文化圏に所属していなければ一切関係ないことです。
大安や仏滅を気にするのは日本人だけです。
いわば13日の金曜日はキリスト教圏と英語圏の仏滅です。
よく13人目の使途ユダの裏切りでイエス=キリストが処刑されたのが金曜日だったから、と言われます。
しかし使途(高弟)は12人でイエスを入れて13人。
当時はユダヤ暦(太陰暦)で現在は太陽暦。
暦からして違うのです。
そしてキリスト教圏でも国によって13日の火曜日や17日の金曜日が不吉とされ、統一されていません。
さらに13が逆にラッキーナンバーとされる国すらあります。
それはアメリカです。
ジョージ・ワシントンが描かれた1ドル紙幣には13がたくさんあります。
ピラミッドの階段の数、ANNUIT COEPTIS(ラテン語で神は我等を支持する)の文字数、同じくE PLURIBUS UNUM(多数で一致)。
鷲の頭上の星の数、盾の縞の数、鷲の左足が掴む矢の数、右足が掴むオリーブの葉の数。
すべて13に統一されています。
これは当時の州の数が13だったため、ラッキーナンバーとして採用されたのです。
本場(?)がこんな調子ですからクリスチャンでもない日本人が気に病むことはありません。
クリスマスやハロウィンのような楽しい行事だけ便乗するのが良いですね^^
この記事を書いた人
増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
栃木県鹿沼市出身
趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。
活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。
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