【インフルエンザの話】
寒さと共にインフルエンザの季節がやってきました。
もう予防接種を受けられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
インフルエンザはインフルエンザウィルスに感染することで気道の炎症や呼吸器症状が現れます。
原因がウィルスだと解明される以前は、悪い星の「影響」(インフルエンス、ラテン語)によるものと考えられていたため、今でもインフルエンザと呼んでいます。
日本では古代中国医学(漢方)および易(占い)の思想から、原因は悪い風の邪=風邪と考えられてきました。
星よりも風の影響が原因とする方が実態に近いですね。
漢方では風は8方向から吹き、それぞれ性質が違うと考えています。
3×3の升目を想像して、
789
456
123
8が北、6が東、2が南、4が西とします。
どこから中央の5の升に風が吹き込むか、ということです。
例えば南の2から5に風が吹くと、南風だから暖かく湿った性質の風となります。
ただこれは内陸性の中国の話ですから、海洋性気候の日本では少し異なります。
インフルエンザの流行期の12月~3月ですと北8か北西7の影響が強いでしょう。
さて治療院のインフルエンザ・風邪対策は加湿器&空気清浄機です。
一年中回している空気洗浄機にも加湿機能が付いています。
しかしそこに細菌が繁殖して悪臭源になるので使いません。
…加湿機能は明らかに設計ミスですよね?^^;
そこで加湿器は別に用意してマメに洗浄できるようにしています。
さらに加湿器の除菌剤を加えて万全です。
この除菌剤、加湿器で部屋中に拡散されて空気中の除菌もしてくれる優れもの。
いろんなメーカーから発売されていますから、いくつか試してみようと思います。
増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
栃木県鹿沼市出身
趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。
活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。
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