【鍼灸に未来はあるのか?】
鹿沼市の活法整体・鍼灸院、ますぶち治療院です。
『鍼灸師ってどんな人?』
そんなイメージしづらい生業をしているひとのブログです。
今回は「鍼灸の未来」をテーマに語っていきます。
鍼灸の未来をどうしよう?
整動協会主催の「経営サミット」に参加してきました。
東京は相変わらず人も電車も忙しくて、行くだけで軽くグロッキーです(-q-;)
今回の「経営サミット」は「経営」とうたっていますが、内容は「鍼灸の未来をどうしよう?」でした。
ここのキモは「どうなる?」ではなく「どうしよう?」であるところ。
この先どうなっちゃうんだろう?と悲観しているのではありません。
我々が鍼灸の未来をどのように創っていくのか、という壮大な目標をかかげたサミットでした。
鍼灸の効果を知ってもらおう
鍼灸の受診率は年間5%です。(5%/年)
対して病院は1日で5%です。(5%/日)
圧倒的な受診率の差があります。
しかし治療効果に着目すると、鍼灸は、病院の整形よりも優れている点が多いのです。
(もちろん骨折や断裂など、物理的に損傷しているものは除く)
病院でなかなか成果の上がらなかった症状が、数本の鍼で変化します。
機能面でいえば、内科・神経科の分野でも同様です。
こうした鍼灸の優れた効果も、広く知れ渡らなければ宝の持ち腐れです。
せっかく患者さんが、より早く楽になれる技術があっても、知らなければ無いのも同然。
この点をどう変えていこうか?と6人の登壇者が熱く語ってくれました。
そしてお話だけでなく、実際に鍼灸を必要とする方々に情報を届けるシステムも初披露されました。
このシステム「ツボネット」は、鍼灸が自分の症状に有効なのか、全国の症例でわかる仕組みです。
鍼灸を知らない方に貴重な情報をお届けすることができるのです。
私はこのシステムだけでなく、ここに至った思想に感銘を受けました。
「未来を自分たちの手で創ろう」
文字にすると陳腐ですが、自然にそう思えた貴重な時間でした。
「ツボネット」は試験期間を経て、来春に本格稼動予定です。
多くの人々がツボネットで鍼灸を知り、鍼灸を有効活用していただきたいと思います。
増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
栃木県鹿沼市出身
趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。
活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。
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