【帰りは笑顔で】
こんにちは、ますぶち治療院です。
今回のタイトルは受付けのお仕事をされている方がおっしゃった言葉です。
その方はお客様が手続きを終えて帰られるときは、いらしたときより笑顔で帰られるように心がけているそうです。
先生のところも同じですよね、と問われて、そう言われれば皆さん柔らかい表情でお帰りになるなあ、と気付きました。
帰りは笑顔で。
ずっとそれを目標にしてやってきましたが、いつの間にかそれが当たり前になっていました。
気付かないうちに目標を通り越していたようです。
活法研究会の技術顧問をされている碓井誠師範も「帰りは笑顔で」とおっしゃっています。
『最初は皆つらい顔で来る。だから帰りは笑顔になってもらう。これが基本だよ。』
突き抜けた実力を持つ碓井師範も基本は笑顔です。
さて治療家が患者さんを笑顔にする方法は3つあります。
ひとつは治療技術を磨いて症状を楽にする。
ひとつは接客術を磨き居心地良いように気配りをする。
ひとつは人間力を磨き人間的魅力で癒す。
私は3つの中から治療技術を磨く道を選びました。
なんだかんだ言っても治療院は結果がすべて。
結果が出せなければ存在価値がないと考えたからです。
そして今もその考えは変わりません。
話術や接客で多くの支持を得るスタイルは治療院の王道ではないと思うからです。
それに人間的魅力なんてフワッとしたことを言われても、どうしたらいいのかわかりません。
口下手な私はおしゃべりが上手な人は詐欺っぽいと感じます(偏見ですが)。
治療家だったら治療の結果で笑顔にしたい。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実に成し難いものです。
私たちは医者なら病気を治せるはずと思います。
しかし医者・現代医学には治せる限界があります。
同じように鍼灸・整体にも限界があり、すべての症状に対応することは不可能です。
それでもより多くの笑顔を作れるようになること。
100%は無理でも、限りなくそこに近づけることが新たな目標になりました。
増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)
栃木県鹿沼市出身
趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。
活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。
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