腰痛・膝痛・坐骨神経痛・股関節痛・寝違え・腱鞘炎には、ますぶち治療院の「鍼(はり)治療」をおすすめします。
ますぶちマッサージ・はり・きゅう治療院

【鍼×かかとの痺れ】

" 睡眠障害, 坐骨神経痛, 足裏の違和感, "

2016年5月7日

こんにちは、ますぶち治療院です。
GWも終盤。皆さんは連休いかがお過ごしでしたか?
私はひたすら普段できない家中の大掃除をしていました。

 

今回は坐骨神経痛でも手間取る、かかとの症状のお話です。

 

両足の強烈な坐骨神経痛で治療中の方。
いつも治療後はほとんどの症状が取れてしまいます。
しかし介護+仕事+長距離運転のトリプルコンボで効果が長続きしません。

 

生活環境に問題があり、悪化のスピードが治癒力を上回っています。
ご本人も生活改善が必要なことは理解されていますが、どうにもならないようです。
回復と悪化を繰り返し、まるで石を積むと鬼が蹴飛ばす賽の河原状態です。

 

症状も毎回微妙に変わります。
その中でかかとの痺れを訴えられたときの症例です。

 

このときの痺れはかかとの足の平、その中央でした。

【鍼と足裏の違和感】の場所は土踏まずでしたから、その近所です。

ここは失眠というツボがある辺りです。

160507a

かかとにある失眠というツボ

失眠はその名の通り、夜眠れない睡眠障害に使用されるツボです。
場所が場所ですからお灸や温灸を使い、昇ったままのエネルギーを引き下げます。

 

ちなみに東洋医学では睡眠障害を次のように考えます。

 

昼間は脳を働かせるため頭にエネルギーが集まっています。
これが夜になると全身に散って頭のエネルギーが薄くなるので眠くなります。
夜でも眠くならないのはエネルギーが頭に昇ったままになっているためなのです。

 

かかとの痺れに話を戻します。
坐骨神経痛の一症状ですからベースはお馴染みの坐骨神経痛の治療法です。
活法(整体)と整動鍼法で整えます。

 

そして失眠辺りに作用する整動鍼法のツボに鍼をします。
何とこのツボはかかとから遠く離れた手にあります。
ツボと作用点の距離は最長かも知れません。

160507b

手とかかとが繋がっている。不思議!

ツボに鍼をする前後でかかとに触れた感覚を比較します。
すると明らかに鍼した後で感覚が鮮明になりました。

痺れ感も消えています。

 

どういった経路で作用するのか不思議ですが、手のツボでかかとが整います。
受けている方はもちろん、私も鍼スゲー!と感激しました。
鍼は現代の常識の外にあり、まだまだすごい可能性が眠っているようです。

この記事を書いた人

増渕 一成 (鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)

栃木県鹿沼市出身

趣味は読書、熱帯魚、落語鑑賞。

活法研究会の提唱する碓井流活法(整体)と整動鍼法を施術の2柱としている。
活法研究会会員。

詳しいプロフィールはこちらから。

カテゴリー: 睡眠障害, 坐骨神経痛, 足裏の違和感, .
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